第4章 穏やかな日々
・・・凄く穏やかな時間だった。
本当に明後日あんな作戦を決行するのかと疑いたくなるほど
リヴァイ兵長と話をしているとわたしは心がとても落ち着く。
『無駄死にはしません、絶対に。
わたしのことを守ってくれた人がいるように
わたしは・・・自分の命が消えるまで戦い続けたいと思ってます。
今の状況で戦いに出たら足手まといなだけですから・・・』
「・・・エルフィの立体起動の腕前は悪くない。
だが、まだ荒いものがある。そこは経験だ。」
『そんなことを言っていただけて光栄です。
是非、リヴァイ兵長の技術を教えていただきたいです。
・・・リヴァイ兵長は訓令兵時代からブレードを逆手に持つ切り方をしていたのですか?』
「・・・俺は訓令兵にはなっていない」
『え・・・?』
「俺は我流で立体起動を学んでいる。」
だから、教えてやることはできないと付け加えた。
『そうですか・・・。』
「・・・でも、またいつか見てやる」
『ありがとうございます!!!
・・・今日のリヴァイ兵長はよく喋りますね』
わたしは彼の方を見た。
「バカ言え、俺はもともとよく喋る」
『ふふっ・・・新たな一面が見れて少しうれしいです。
紅茶ご馳走様でした。
おやすみなさい』
わたしは彼の方を向き頭を下げ食堂から出ようとする。
「・・・おい」
『はい・・・?』
「・・・腕が治ったらエルフィが紅茶を淹れてくれ」
『はい、是非』
___
______
___________