第2章 *ひみつの…【神谷浩史】
「「お疲れ様でしたー!」」
無事に第1話収録が終わり、自然と拍手が起こる。
私は神谷さんのところまで駆け寄る。
『神谷さん、お疲れさまです!』
「早瀬ちゃん、お疲れさま!すごくよかったよ!」
『ほ、本当ですか!!ありがとうございます!』
うわー!憧れの神谷さんに褒めてもらえた……!
「このあと打ち上げあるらしいけど、早瀬ちゃんは来る?」
『はい、もちろんです!』
「そっか。俺も行くから、また後で。」
そう言って神谷さんは戻って行った。
やっぱりかっこいいなあ……
年もだいぶ離れてるし、恋愛対象に見られないのはわかってるんだけど。
そう、私はこの神谷浩史さんに恋をしている。