第4章 *ひみつの… 【中村悠一】
「みく、立って」
私の手を壁につかせ、後ろから入れようとする。
「お尻をもう少し出して」
しかしそう言うと中村さんはすこし屈む。
自然と私はヒクつく下半身を見せつけるような格好になった。
『恥ずかしいっ』
「綺麗だよ、みく」
お尻に一度キスを落とすと、一気に貫いた。
私は急に身体に電気が走るような快感に陥る。
大きく喘ぎそうになるのを必死に抑えるのを見た中村さんは、
私の口内に指を入れた。
「そんな可愛い声、他の人に聞かせるわけにいかないんだから。」
声は抑えられても、その指もまた私の興奮を煽る。
口内も犯されているようであった。
『んぅっ…ふ……』
立っているのが限界なほど攻め立てられ、膝を震わせる。
「っ……そろそろ、出るッ」
『はあっ、んんっ!』
いいよ、中に出して……
想いが伝わったのか、私の中でドクドクと脈打つ感覚があった。
「んっ……はあっ」
『はぁっ…中村さんっ…』
私がぎゅっと抱きつくと、中村さんは頭を撫でてくれた。
「俺はみくの1番そばにいるし、それはこの先もずっと変わらない。
だから安心して。愛してるよ、みく」
優しくかけてくれるその言葉だけで、安心する。
私は返事の代わりにもう一度強く抱きしめた。
-END-