第1章 ＊ひみつの…【谷山紀章】

『んんっ……紀章さん………』


あまりにもキスが気持ちよくて、頭がぼーっとする。



「なに？そんな可愛い顔しちゃってどうしたの？」



私は紀章さんの背中に手を回す。


『大好き、紀章さん』


「俺もだよ、みく」



そう言ってもう一度キスすると、ゆっくり服を脱がされる。



いつの間にか下着だけになった私に、紀章さんはまたキスする。


今度は、全身に。



「俺はね、みくの全部が大好き。

ここも、ここも……」


そう言って首筋や胸、お腹、足にまで印をつける。


『あっ……だめだよお』


「何？感じちゃうの？」


くすっと笑う紀章さん。



「新しいみくの感じるとこ、探そうか」



そういってさっきよりも丁寧に満遍なく触れてはキスしてを繰り返す。



そして内腿に触れた時、


『ああっ……！』

びくんと身体が反応する。


「ん？ここが良いの？」



「あとは……」


楽しそうに私の弱いところを探す紀章さんに、私は限界だった。


『はあっ、紀章さん……もう………』


「もう限界なの？」


そう言うと私のショーツに手をかける。


「あらあら、こーんなに濡らしちゃって。

そういえば、ここはどこがいいのか調べてなかったねえ」


一気にショーツを剥ぎ取ると、ぐしょぐしょのそこへ顔を埋める。



『やだっ、紀章…さんっ！』


わざとぷっくり膨れあがった秘芽に触れないようキスする紀章さん。


「ここはどうなの？」


そういうと秘芽にキスをする。


『あっあああっ！』


ここだけ深いキスのように、舌をつかって転がされる。


『も……だ、め………』


私はイキそうになって腰を浮かした瞬間、唇を離した。


「イッちゃだーめ」