第3章 *ひみつの…【梶裕貴】
「ベッド行こっか。」
私はそれに頷く。
よしよし、と頭を撫でられて、ひょいっと抱えられる。
「好きだよ、みくちゃん。」
私はその甘い囁きにただ顔を背け赤らめることしかできなかった。
ベッドへ優しく私を降ろすと、ぎゅっと抱きしめる。
「本当に大好き。」
優しくキスしながらそういう彼を、私は抱きしめ返す。
『梶くん……』
「なあに?」
『幸せ。』
一言ぽつりと呟くと、一瞬驚いた顔をする梶くん。
しかしすぐふわりと笑うと、
「俺もだよ」
そういって首筋へ顔を埋めた。
『あっ…』
服を脱がせると手を下へ滑らせ、優しく優しく触れる。
その手つきひとつひとつに愛情を感じ、私は声を漏らす。
『んっ…梶くん……』
口に胸の頂きを含み、舌で転がす。
『あぁっ』
「みくちゃん。下、とろっとろになってる。」
『やっ、言わないで…』
「溢れちゃうねぇ…蓋しなきゃ。」
そして一気に指を奥まで入れる。
『ああぁっ!』
私の中を弄ぶように、良いところを攻められる。
『あっ、梶くんっ……!』
「ここが良いんでしょ?知ってるよ。」
ぐちゅぐちゅと音を響かせながら指を執拗に動かす。
『だめ、イッちゃうぅっ』
腰を浮かし、すぐそこまで来た絶頂を味わおうとする。
「だーめ。」
ギリギリのところで指を引き抜く。
『はぁ…なん、で……』
「みくちゃんは俺の以外でイッちゃだめだから」