第1章 あなたは私の好きな人
いつもそばにいてくれた貴大。
それな彼を私はいつの間にか好きなっていた。
いや本当はずっと前から好きだったのかもしれない。
幼稚園の頃
『大きくなったら結婚しようね』なんて約束をしたのを覚えている。
それが本当に叶ったらいいなって密かに思っている。
告白はしない。
もし、告白してフラれたら今の関係がなくなってしまう。
そんなの絶対いや。
それに……私には少し確信があった。
貴大は意外とモテる。
バレー部のレギュラーてあるし、クラスでも男女関係なく仲がいい。
それでも彼は今まで誰とも付き合っていない。
それは私の事が好きなのではって言う完全なる自惚れ。
だって、好きじゃなかったら私より可愛い子から告白されて付き合わないわけないし、一緒に登下校とかもしないと思うから。
だから焦ったりしない。
それ時が来るで私は待つって決めていた。