• テキストサイズ

兄に恋したはずなのに

第1章 初恋はピュアじゃない


私が初めて恋をしたのは
中学生の時だった。

その人は私の近くにずっといて、
幼い頃から見守ってくれていた。


「由美。」


名前を呼ばれるだけで胸が高鳴る。
頰がかっと赤くなる。

「何赤くなってんだよ。熱でもあんのか?」


おでこに触れた手から、
私の鼓動が伝わってしまいそう。


「お兄ちゃん。」


私が恋をしたのは4つ歳上の兄だった。
/ 22ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp