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ワールドトリガー✖️黒執事

第1章 訪れ


シエルside

宮廷から戻り、日本へ向かう支度をしていたシエル。
コンコン
と軽快な音を立てて、この屋敷の執事が部屋に入る。

シ「セバスチャン。今回調査する組織……「ボーダー」と言ったか?調査結果はどうだった?」
セ「はい。どうもその組織は、見えない臓器…トリオン器官と呼ばれている、心臓の横にある器官で作られるエネルギーを使って、武器や結界の様なものを作っている様です。」
シ「見えない臓器…それから作られるエネルギー物質。なかなかに興味深い。が、そんな物を作って一体何になると言うんだ。」

体内で作られるエネルギー物質で、武器や結界を作る。そんな非現実的な事があり得るのか?

セ「どうも、近年、世界中で多発している行方不明事件に関係している様でして…それ以上の事は分かりませんでした。申し訳ありません。」

行方不明事件と?ますますわからん。

シ「構わん。どうせこのまま調べていても同じ様な結果しか出ない。ならば日本に行って潜入調査なり何なりするしかないだろう。」
セ「では、実際に組織の人間を見てから、どうするか判断致しましょう。」
シ「あぁ。」


ロナウドside

ロ「サトクリフセンパーイ。まだっすかー?」
サ「うっさいわねぇ!乙女の準備は長いもんなのよ!」
ロ「乙女って…。先輩男じゃないっすか。」ブツブツ

いつもの様に軽口を叩き、怒鳴り返される。今日も通常運転だ。
昨日、上からの指示で「近いうちに、日本の三門市という所で約4000人以上が死ぬ。それの回収を君たち2人に任せる。」と言われ、遠路遥々やって来た。
昨日三門市に着いてから、観光がてら街に出た。
すれ違う人の大半は手帳に書かれている人で、(綺麗な人なのに勿体ねぇ)と思う様な人も中にはいた。

グ「おっ待たせ〜★」
ロ「先輩、朝から元気いっぱいっすねw」
グ「そうじゃないと仕事なんて出来ないじゃない。ただでさえハードな仕事なのに、テンション低かったらやってらんないし〜。」

先輩の言う事はもっともだ。死神の仕事は楽しいけど慣れない人がやると吐く…って言うかやって行けない。
死体に触れる事や誰かを殺す事もある。それに慣れないといけないのだから、あえてテンション高く振る舞うのは先輩らしい考えだと思う。

ロ「先輩らしい考えっすねw」
グ「そう?そんな事より、さっさと行くわよ。」
ロ「りょーかい!」
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