• テキストサイズ

♡イケメン王宮&大奥*R18♡

第4章 ユーリ♡現実は想像よりも甘く


『ほんと、ごめんね...。
こんなの、いけないことだって
わかってたんだけど.........
でも、あまりにもココ様が可愛いから......』


ココは俯いたまま、顔をあげない。


『本当に、ごめんなさい。
でも、俺......ココ様の執事として、もうこんなこと...』


“もうこんなことしないって約束するよ”
そう言葉を紡ごうとした時、
ココが遮って、思いがけないことを口にした。


「ユーリ......実は......
私の執事、ユーリじゃなくなるかもしれないの...」


(............え...)

突然の恐ろしい言葉に、ユーリは身を固くした。


『え......あ、の...どういう、こと...?』


「ジルがね......最近ユーリの様子がおかしいって...
もし、かしたら、その............
私のことを、好きになってるかも...って......」


呼吸も忘れ、ただただココの言葉に耳を傾ける。


「それで......1番近くにいる執事が
そんな調子では、不安でしょうがないから...って.........
でも!...でも私はね!
執事はユーリ以外考えられないし、
なによりユーリのこと大好きだから...
嫌だって言ってるんだけど......でも......」


続けながら、潤んだ瞳で顔をあげた。


「でも...ジルが......
たぶん、許してくれない......
こん、な、ことにもなっちゃって.........。
どう...してか分からないけど、
ジル、なんでも知ってるの...
今回のことも...たぶん、
バレちゃう............
.........バレ...ちゃっ、たら......」

その美しい瞳からは、今にも涙が零れそうだ。


「......もう...だめ、だと...思う...」



『.........ココ...様...』

ユーリは堪らずココの頬に手を伸ばす。
すると、一筋の涙が溢れ、手に伝った。

『ココ、様......俺...』

「.........ーして?」

『え?』

「どうして......?」
/ 65ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp