第2章 ルイ&レオ♡2人とおやすみ
『そうしたらココちゃんも怖くないでしょ?
それに、人数が多い方が楽しくない?ね?』
そう言ってココの顔をのぞき込む。
「あ...う、うん......。
たしかに、2人がいてくれるなら、
こんなに心強いことはないけれど......」
『ほら!ココちゃんもこう言ってることだし、
今日は3人でおやすみしよう!
いいよね?ルイ?』
(......こ、こいつ...)
したたかなレオに怒りを感じつつも、
ココに3人がいいと言われた以上、
これ以上ごねる訳にもいかない。
それに、ここで引き下がらなければ、
今度こそレオと2人で寝るとも言い出しかねない。
『......わかった。
それで?場所はどうするの?
悪いけど、ココだけならともかく、
レオまで俺のベッドに入れる気はないんだけど。』
『全くしょうがないなぁ。
それなら、ココちゃんの部屋か、
俺の部屋かの二択だね。
どっちがいい?ココちゃん』
「え?えーっと…...どっちでも平気だけど...
あ、でも、私の部屋だと、
朝ユーリが私を起こしに来た時に
2人を見てびっくりしちゃうかも...」
『ははっ、確かにそれもそうだね。
じゃあ、俺の部屋にしよっか。』
そうして、結局3人で
レオの部屋で睡眠をとることになった。
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『どーぞ。ココちゃんは真ん中ね。』
レオがベッドの真ん中をぽんぽんと叩く。
「あ、ありがとう...」
心なしか頬を染めつつ、
ココは言われた通りベッドの真ん中に横になった。
それに合わせて、ルイとレオも各々
ココの左右に寝転がる。