第2章 ルイ&レオ♡2人とおやすみ
「やっぱり...こんなの我儘すぎだよね…
ルイ、いつも忙しくて疲れてるのに...
私がいたら邪魔で眠れないよね…」
(いや、邪魔とかじゃなく、
違う意味で眠れないんだけど...)
ルイはこっそり溜息をつく。
『 あーなるほど、そういうことね。
それなら、良かったら俺の部屋においでよ?』
(............は?)
思わず勢いよく2人の方に顔をむける。
『実は俺、ココちゃんが怖がってないかな、と思って
様子を見に部屋に行ったんだけど、
不在みたいだったから探してたところだったんだよね。
俺のせいで怯えさせちゃったわけだし、
もともとココちゃんが安心するまで今日は付き合おうと思っていたから、俺なら全然平気だよ?』
(何を言ってるんだ。
そんな下心丸見えの誘いに
気がつかない人がいる訳ないでしょ。)
「え!本当にっ......!?」
(うっ......ココ......君はそういう子だったね…)
キラキラと瞳を輝かせ、安心したように笑うココ。
(本当に、どれだけ純粋なの、君は......)
「レオ!ありがとう!」
『うん。今夜はココちゃんが安心できるように、
俺がつきっきりでいてあげるよ』
『ちょっと待って。』
そのまま2人で部屋を後にしようとされたところを
ルイがすかさず止めに入る。
『ココ、やっぱり俺なら大丈夫。
せっかくここまで来てくれたんだし、
ここで寝て行って?』
「.........え...?で、でも...」