第11章 STAND 11
翔「ありがとうございます。いただきます」
雅「ありがとうございます!にのみ~のお母さん!」
へ?
雅紀、何でわかったんだ?二宮のお母さんだってこと。
俺と一緒でばあや的な人だって思ってるもんだと思ってたのに。
すっげえな、雅紀!
和母「ふふふ。元気ねえ」
雅紀も翔くんも麦茶を一気に飲みほして、「ごちそうさまでした!」と頭を下げてからコップをトレーに置いた。
和母「まあ。貴方たちもしっかりしてるわねえ。ふふふ。それじゃ、ゆっくりしていってね」
二宮のお母さんは嬉しそうに去っていった。
雅「にのみ~のお母さん、優しそう~」
翔「うん。それに美人だし」
和「……翔の母ちゃんの方がキレイ、だと思うよ…」
翔「え?俺の…?」
雅「うん。翔ちゃんのお母さんもきれいだよっ!」
へぇーそうなんだ。
そりゃそうだよな。
翔くんがこんなにきれいな顔してるんだもんなあ。
雅「潤ちゃんのお母さんもきれいだよ!」
「はあ?そうかあ?」
翔「そうなんだあ。松本くん、格好いいもんね。お母さんに似てるの?」
雅「ううん。潤ちゃんはね~叔父さんに瓜二つなんだよ~」
翔「へぇー。見てみたいなあ…」
和「………ぷっ」
あ、今こいつ笑った?
笑いましたよね?
お前にだけは笑われたくねえ!っつうの!