第7章 STAND 7
さとちゃんから遅れること5分後くらいに昼飯を食べ終わった俺たち。
「これからどうすんだ?雅紀」
雅「どうするって??」
雅紀が腕組みをして首を傾げた。
「だから、マジでこのまま行くのか?ってこと」
雅「潤ちゃん。しつこいよ?もちろん行くよ!男に他言なし!さざんがゴーゴーで行こう~♪」
……うん。なんかさ、色々間違ってるね。
ええ、ええ。わかっておりますとも。
もうさ、つっこむのも疲れちゃったよ俺…。
「はぁ…」
翔「松本くん。もう諦めるしかないよ。俺は、もうここまで来たんだから覚悟決めたよ。それに、みんなもいるしね?」
雅「うんうん。そうだよ!翔ちゃん、男になったねえ~♪かっこいい~」
翔「ほんと?!俺かっこいい?」
雅「うん。かっこいい~♪」
雅紀と翔くんが、手を取り合ってきゃっきゃと喜んでいる。
だからさあ、女子かよ?
あっ、まーたつっこんじまったよ…。
智「すー…すー…」
てかさ。さとちゃん、熟睡っすね?
和「くふふ。雅紀のヒーロー、完全に寝てるじゃん?」
翔「あはは。ほんとだ。気持ちよさそう」
雅「俺も昼寝っちゃおうっと♪」
雅紀がさとちゃんの隣に、胸の前で両手をクロスして足をピーンと伸ばして寝た。
ん?んん?んんん?
これって…
翔「雅紀くん、ツタンカーメンみたい」
ですよね~。