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モデルのボーダー隊員【ワールドトリガー】

第8章 襲撃


悠一と共に嵐山隊からある程度の距離をとる。
進む先にはやはり太刀川さん達がいた。メンバーは太刀川さん、風間隊、狙撃手組だ。

迅「やっぱりこっちはあんた達か」
太「『やっぱり』?予知で見えてた癖に」
迅「まーねー」

悠一は昔より腹黒になったようだ。
再び戦闘が始まる。今回は敢えて気配を消さずに直立していた。
狙撃手が撃ってくるも、フルガードしているから全て当たらない。
狙撃手の攻撃が止みSEを狙撃手組に合わせる。

当【シールド硬ってぇな!】
奈【出水の情報によれば数字で52だそうだ。ボーダートップのトリオン量だな】
古【52!?じゃあ撃っても絶対削れないじゃないですか!】
奈【あぁ。だから藤咲は狙わず迅さんを狙う】

判断は間違ってないと思うけど、俺暇じゃん。
と思っていたら、いつの間にかステルスを発動していた風間隊に囲まれていた。

俺「あんた達が俺の相手してくれるの?退屈させないでよ?」
風「お前が俺達と同じくらい強ければ、それなりに楽しめるんじゃないか?」
俺「安心してよ。悠一によれば、俺はこの中で一番強いらしいからさ」
「「「『!?』」」」

今の一言で3人に隙が出来た。その一瞬で弧月を抜き、先ずは背後の菊地原君に迫る。
寸でのところで避けるが、右肩が少し切れていた。

俺「惚けてたら死ぬよ?」ニコッ
菊「なっ...!」

続いて、歌川君が奇襲をかけてきた。それを難なく避け切り傷を付けた。
風間さんはまだ隠れているようだ。しかし、隠れ用が甘い。

俺「風間さんは隠れんぼが好きなんですか?でも、その程度じゃ隠れた事にはなりませんよ?」

そう言った俺は、右斜め前に向かって弧月を振り下ろす。
すると、案の定風間さんが姿を現しシールドとスコーピオンで受け太刀をする。
力を緩めないまま会話をする。

俺「隠れんぼ下手ですね」
風「別に隠れんぼしている訳じゃない」
俺「気配もちゃんと消さないと、さっきみたいに見つかっちゃいますよ?」
風「...!」

そう言ってサッと弧月を浮かせ、悠一の横まで戻る。

迅(足止めしながら相手にアドバイスするとか、気前がいいな)
俺《強い人が増えた方がボーダーの為になるだろ?》
迅(違いない)

それから、菊地原君が悠一の実力が云々言い出し、最終的にはこちらの狙いまでバレてしまった。
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