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モデルのボーダー隊員【ワールドトリガー】

第17章 仲間


悠一への仕返しを終わって暫く談笑してからそれぞれの部屋に戻って行った。
寝る前に明日の予定を確認する。確か明日は久しぶりの仕事が入っていた筈だ。

僕「...嵐山隊との生トーク番組か。短期休暇の事聞かれそうだなぁ」

ボーダーに入隊しましたなんて言っていいのかな?根付さんに聞いた方がいいかな?あ、でも根付さんにはこの仕事の事言ってないしな…。
どうしたものか悩んでいると、嵐山さんから電話がかかってきた。

僕「もしもし、嵐山さん?」
嵐《藤咲!よかった、まだ起きてたんだな!》
僕「まぁ...それより、こんな時間にどうかしたんですか?」

もうすぐ日を跨いでしまう。常識人の嵐山さんから電話が来るのは普通じゃない時間だ。

嵐《実は明日のトーク番組なんだが、藤咲は短期休暇明けだからそれについて聞かれると思ってな》
僕「実は、僕も今どうしようか悩んでて...」
嵐《じゃあナイスタイミングだな!もし聞かれた場合は、『ボーダーに入隊しました』って言って構わないぞ!さっき根付さんに事情を説明しに行ったら、『そういう事でしたら気にせず言ってしまって構いませんよ』って言ってもらったからな!》
僕「本当ですか!?」
嵐《あぁ!本番では俺達もフォロー入れるから、安心してくれ!》

何というタイミングだ。滅茶苦茶ドンピシャで許可を貰ってしまった。

僕「はい!ありがとうございます!」
嵐《礼なら根付さんにな?それよりこんな時間電話してすまなかったな!明日も早いから、早く寝るんだぞ?》
僕「嵐山さんも、早く休んで下さいね?では、おやすみなさい」
嵐《あぁ。おやすみ》

電話が切れてから、「嵐山さん本当にありがとうございます」と心の中で何度もお礼をした。明日、もう1度ちゃんとお礼しなくちゃ。根付さんには何か手土産でも持って行こう。
そして、嵐山さんに言われた通りその日はすぐ布団に入り、明日ちゃんと起きれるように目覚ましも掛けて寝た。


翌朝
誰よりも早く目覚めた僕は、皆の朝食を作ってから支部を出た。レイジさんには予め『明日は早くに出掛けるので朝はいません』と行ってある。
久しぶりの仕事に少し緊張しながら、でもどこかワクワクしながらスタジオに向かった。
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