第17章 仲間
ランク戦会場を後にして、悠一と一緒に玉狛第二作戦室までやって来た。
迅「邪魔するぞー」
僕「お邪魔します」
宇「あ、迅さんと明希ちゃん!」
三「御二人共、本部に来てらしたんですね」
僕「うん。さっきの試合の解説、僕が頼まれちゃってね。3人の活躍しっかり見てたよ!初勝利おめでとう!」
空「藤咲先輩ありがとう!」
三・雨「ありがとうございます!」
宇「ありがと〜!」
遊真君と千佳ちゃんの頭を撫でてから、修君の頭も撫でる。小さい2人は嬉しそうにしていたが、修君は少し照れ臭そうにしていた。
宇「ねぇねぇ私は〜?」
僕「栞ちゃんもお疲れ様」
宇「えへへー♪」
栞ちゃんの頭も撫でてあげた。みんな可愛い後輩だからね。
すると、遊真君が僕に抱き着いて模擬戦しようと誘って来た。
僕「でも、そのトリガーC級用のままでしょ?遊真君とはちゃんとした武器で戦いたいな」
空「ムゥ...確かに。じゃあ、B級装備になったら模擬戦しよう!」
僕「勿論!」
そう言って抱き着いたままの遊真君の頭を撫でると、気持ち良さそうな顔で微笑む。めっちゃ可愛い。天使だ。(他の人から見ればこの2人の図の方が天使だ)
迅「そろそろ玉狛に戻ろう。小南や京介達が待ってるぞ」
悠一の一言でみんな帰る支度を始めた。今日の晩御飯は豪勢だろうなと予想する。
玉狛に付き、3人がただいまと言うものの、返事がない。不思議に思った3人は、リビングやいろんな部屋を探し回るが誰もいない。
最後に修君の部屋を開けようとした時、どうも最近建付けが悪くなった様で中々開かない。
やっと開き中に入ると、中にいたのは弾けたクラッカーを手にした京介と桐絵と陽太郎、そして紐を咥えた雷神丸だった。
雷神丸が咥えていた紐を引っ張ると、上にあったくす玉が割れて、『ランク戦初勝利おめでとう』と書かれた暖簾が降りてきた。
陽「しょくん、ランク戦はつしょうりおめでとう。おれはセンパイとしてとてもうれしいぞ」
小「まぁ、B級下位のチームくらい勝てて当然よね」
烏「修もナイスアシストだ」
三「はい!ありがとうございます!」
烏「でも、次はこうも行かないぞ」
小「そうよ。油断せずに挑みなさい」
桐絵がちゃんと先輩してて僕は嬉しいよ。うん。微笑みながら桐絵の頭を撫でると、「いきなりどうしたのよ」と不思議そうな顔された。
