第2章 NEW START!
「よし!今日は飲もうぜ!」
真広くんが車の中で話しかけた。
そっか、この人たち大人だから……
「僕は未成年なので……」
「そっか……じゃあ、俺らは酒で瑞希はジュースか何か買うか?」
「い、いえ!大丈夫です!」
後ろから圭君が肩を組んできた。
「瑞希ー、お前ノリわりぃぞ?」
「と言うか、瑞希の初ライブと新メンバー入りのお祝いなんだけどね。」
隼也君も話しかけてきた。
僕のお祝い?
それだった断るのも逆に失礼だよね。
「分かりました!」
「よし、じゃあ、青山さん。コンビニ寄ってー!」
「はいはい……と言いたいところなんだけど……社長が明日朝事務所に来て欲しいらしいから今日は飲んじゃダメ。暫く我慢して。」
「えー!飲みたい!!」
「駄目です。」
「ケチ!」
圭君が青山さんに反抗する。
でも朝呼び出しって……何かあったのかな?
「特に、瑞希くんに話があるみたいだから。遅れないようにね。」
「分かりました。」