• テキストサイズ

星のカケラ【R18】

第10章 忍び寄る影


「誰だ……お前……」

裕斗君の顔は一瞬にして怒りの表情に変わった。

「っ!くそっ……」

男の人はその場から慌てて逃げるようにして走っていった。
裕斗君がそれを追いかけようとした。

「待って……裕斗君……1人にしないで。」

「分かった……」

僕を優しく抱きしめてくれた。
1人になりたくなかった。
まだ恐怖心は消えない。

「何とかするって約束したのに……ごめん。」

「うん……」

僕も裕斗君を頼りすぎた。
それに、不用心だった。

「僕もごめんね。」

裕斗君が警察に被害届を出しに行った。
マスコミとかに話が広まるのは怖かったけど、警察の人が公にしない様に取り組んでくれた。

顔を覚えていたため、すぐに犯人は捕まった。
その後も僕のストーカー被害は世間に広がることはなかった。

これからはストーカー被害に怯えずに過ごせる。
/ 214ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp