第9章 僕の好きな人は……
瑞希side
「……裕斗君、どうしよ。僕のせいで……」
「もう考えるのは止めろ。俺はお前がいればいい。」
「でも、世間にバレたら……」
「……気にするな。それより身体は大丈夫か?」
「……うん……」
裕斗君が心配してくれて、車で一緒に帰った。
車内でもずっと気にかけてくれた。
無愛想に見えるけど、本当はいい人なんだよね。
僕はちゃんと知ってるから。
……裕斗君はきっと全て背負う気だ。
僕にはわかる。
家に着くと皆寝てて、すぐにお風呂に向かった。
「瑞希、手伝ってやる。」
「い、いいよ////」
「いいから。」
裕斗君が前から抱きついて、中に入っている精液を掻き出してくれた。
「うっ……あ……////」
「結構多いな。」
「ご、ごめんね。こんな事嫌だよね////」
「他の奴のが入ってる方が嫌だな。さっさと出して、俺のを入れたいよ。」
「裕斗君、心配してくれてるんじゃなかったの?」
「してる。」
「だったら今日はもう寝たいな……(汗)」
「……やだ。」
子供……
こうやってたまに子供な部分も出るけど、そこも好きだよ。
その後、何日も経ったけど全く僕達の噂は起たなかった。
そうしてあっという間に、ライブツアーの時期になっていた。