第8章 恋人らしい事
裕斗くんが……あんなに……フェラが……上手いなんて……
いや、僕が感じ過ぎ?
「瑞希?」
「な、なに!?////」
大輝から話しかけられて思わず声が裏返る。
そうだ、ここは学校。
そして、今日はテスト。
しっかりしなきゃ!
「顔真っ赤……」
「そ、そう?////」
「うん。真っ赤。」
駄目だ……すぐ顔に出る……
考えない考えない……
「携帯鳴ってるぞ?」
「へ?」
携帯を開き受信欄を見るとメールだった。
『テスト頑張れ。』
裕斗くんから。
「わぁぁぁ!忘れようとしてたのにぃ!!////」
「何があったんだよ……(汗)」
「何でもない!!」
「……(汗)」
大輝には絶対言えない!
てか言わない約束!!
「……なぁ、瑞希。テスト明けの次の日空いてるか?」
「うーんと……確か……午前中に映画の打ち合わせがあって午後は空いてるけど……」
仕事の後、裕斗くんとの時間を作りたかったんだけど、裕斗くんが仕事なんだよね。
「まじ!?じゃあさ、その日俺ん家来いよ!」
「うん!行く!!」
「よっしゃ!決定!これでテスト頑張れるな!」
「そうだね(笑)」
僕も頑張らないと!