第2章 命の価値
「泣いてくれるのか…」
「…はい、とても寂しいですから。」
その言葉にエースは抱き締める腕に力を込める
「、俺はこれからどうしてもやらなくちゃいけねぇ事があるんだ。
それが終わったら必ずお前をここから出す。
必ずお前を迎えに来る。」
ーーーピピピピピ
無情にも時間の終わりを告げるアラームが鳴り響く
「、ありがとう。
俺のために泣いてくれて…」
ーーーーーー
ーーー
この出会いを機に、は外の世界に興味を持った
いつ死んでもいいなどと思っていた自分に命の価値を教えてくれたエース
自分の力でここから出ようと決意し
店主にやめたいと志願した、が
やはり店のNo.1
そう簡単には辞めさせてもらえなかった
そこで店主に言われた条件
「今まで育ててやったんだ。住む場所も飯も全てワシが面倒見てやった
辞めたいなら一千万ベリー用意しろ」
「・・・・わかりました」
一千万ベリーという大金、そう簡単に用意出来るはずもなくは必死に身体の許す限り働いた
そして三年かかってようやく800万ベリーまで貯める事が出来たのだ
自分の力で自由を買ってここから抜け出したい
あの日、エースのおかげでわたしは生きる希望が持てたから…
もう一度会ってちゃんと伝えたい
・・・ありがとうって