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ハイキュー!! 秋祭りバトン!

第7章 autumn wedding


もし、この均整が崩れたら・・・

私はもう、きっとみんなといるのが・・・辛くなってしまうから。

みんなと一緒に居られなくなってしまう日々を考え、切なくなる。

なのに、目の前の素敵な光景からは・・・なかなか目が離せない。

いつの日か・・・

私にもう少し、勇気が出たら。

その時は、ねぇ神様?

少しだけ、少しだけでいいから・・・そっと背中を押して下さい・・・

そしてその未来で私の隣にいるのは、あの人であって欲しい・・・と、切に願う。

そっと目を閉じて、大きくゆっくりと息を吐く。

よし、気持ちの切り替え終了。

こんなのずっと眺めてたとか知られたら、きっと死ぬほどイジられる!

まだ4人は足止めされてるのかな?

そう思って振り返ると。

『う、わぁっ?!な、何してるの4人とも!!いいい、いつの間に後ろに?!』

私の真後ろには、ニヤニヤしながら腕を組んで立つ4人の姿。

全然気が付かなかったよ・・・

及「随分と熱心に見てたけど、堪能した?」

『黙れ及川・・・』

岩「女ってホント、こういうの好きだよなぁ」

『う、うるさいよ岩・・・』

花「ま、もちゃんと女だって事だな?」

『花・・・ケンカ売ってんの?』

松「・・・・・・」

『松!黙られたら余計に恥ずかしいでしょ!せめて何か言ってよ!!』

松「・・・着たいのか?」

『そりゃ着・・・あぁもう!みんなうるさーい!!・・・先行くから!』

恥ずかしいのを隠すために、ツンとした態度でスタスタと早足で歩き出す。

どうせ、すぐ追いつかれるのは分かってる。

でも、今のをずっと見られてたと思うと、恥ずかしすぎるでしょ!!

脇目も振らずにただ早足で進む。

及「恥しがっちゃって、カ~ワイイ~!」

『うるさいって言ってんでしょ!ほっといてよ、もう!』

及川のからかい混じりの声に、振り返りもせず答える。

もし、こんなタイミングで私の気持ちがあの人にバレたら・・・この先、生きていく自信がない・・・

何度目かの大きなため息を吐くと、近くでわぁっと歓声があがる。

その声に引き寄せられて、足を止め視線を動かすと・・・

ー おめでとう!! ー

ー お幸せにね~!! ー

凄い・・・キレイ・・・

ライスシャワーを浴びながら、花びらの絨毯を歩くふたり。











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