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ハイキュー!! 秋祭りバトン!

第5章 スポーツの秋?それとも恋の秋?!


「ハァッ、ハアッ、ハアッ・・・ふ、二口さん、足、早いッスね・・・」

二「コガネ・・・お前もな・・・それより、どっちだ?!」

二人同時に審判を見る。

「か、鎌先さん?」

鎌「それぞれお題のカードを見せろ」

言われるまま、オレはカードを見せる。

鎌「・・・コガネ、いいのか?」

カードに書かれたお題を見て、鎌先さんがチラリとを見る。

「いいッス!後悔はないッス!」

鎌「二口も見せろ」

二「ッス」

鎌「・・・二口もオッケーだな」

鎌先さんがオレ達にカードを返し、他の審判と審議に入る。

『黄金川君のカードって、何が書いてあったの?ホントに私でよかったの?』

心配そうなが、オレのカードを見ようと背伸びをする。

「・・・見なくていい、気にすんな」

『でも!』

「いいから!」

鎌「二人とも合格!ついでに言えば1位同着だ!」

ワァッと歓声が上がり、どっちのブロックからも盛り上がりを感じた。

同着かよっ!

二「勝負はリレーまでお預けだな、コガネ」

「望むところッス!」

ブロックリレーは、競技の一番最後・・・

これこそ絶対負けらんねぇ!

カードをポケットに押し込み、と一緒にブロック席に戻る。

最後に賭ける為に、集中する。

他の競技なんか、のんびり見てる余裕なんて・・・ねぇ。

弁当の時間でさえ・・・惜しいくらいだ。

・・・食うけど。

味なんて、わかんねぇ。

滑「コガネいる~?」

舞さん?

滑「あっ!いたいた!コガネ、ちょっと来て」

舞さんに小さく手招きをされ、とりあえず出向く。

滑「コガネ、今チラッと二口から聞いたんだけどさ?」

「二口さん、ッスか?」

滑「そう。二口さぁ、最後のブロックリレーで1位取れたら、ちゃんに言うって・・・」

「言うって何をッスか?」

滑「・・・好きだ、って」

はぁ・・・

「うえぇぇぇっ?!」

そそそれは?!つまり?!

滑「どうするの、コガネは?今だって二口、と何か話してたし・・・」

言われて初めて、ここにがいない事に気がついた。

「オレは・・・」

滑「あ、戻って来た!・・・コガネ、今の話は誰にも内緒だからね!分かった?誰にもだからね!!」

「・・・ッス」

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