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ハイキュー!! 秋祭りバトン!

第3章 流麗な夢をキミと


そして・・・遂に当日・・・

『覚悟はいいですか皆さん?やるからには・・・』

「絶対1位!・・・でしょ?」

オレの言葉にちゃんがキラッキラの笑顔を見せる。

『開店時間になったら、打ち合わせ通り大地さん、スガさん、旭さんは順番に執事長としてお客様のお出迎えお願いします。他の皆さんは執事長がお出迎えしたら、同じように続けてご挨拶、ですよ?』

月「はぁ・・・面倒・・・」

『月島君、ショートケーキ・・・』

月「・・・はぁ、やればいいんデショ」

この間から、ちゃんは月島に魔法の言葉をかけるけど・・・

ショートケーキって、ホントなんだ?

澤「じゃ、気合い入れる為にアレやろう。今日の中心となるのはさんだから、宜しく!」

『私がですか?!』

月「アレだけ仕切っといて、今更・・・」

西「そうだぞ!いっちょやってくれ!」

『じゃあ・・・烏野ーー!ファイッ』

「「 オーーーーーーッ!!! 」」

それじゃあ配置につけよー!と大地が声を掛け、それぞれが所定の位置に立つ。

今日は全員、清水とちゃんが休み時間や空いた時間を使って一生懸命に縫ってくれた揃いの衣装を着ている。

まさか、蝶ネクタイまであるとは思わなかったよなぁ。

本当だったら、燕尾服とか来て欲しい!と言っていたちゃんだけど、時間や準備の予算が限られてるからって事と、おもてなしも兼ねているってのとで燕尾服は断念したんだとか言ってた。

だからギャルソン風の、まるでベストを着ているかのように見えるロングエプロンにしてみたって、清水も言ってた。

・・・正直、ちょっと着せられてる感があるけど。

少ない時間で、よくここまで作ってくれたもんだとみんなで感動さえした。

その頑張りを、結果に残してあげたい。

それがオレ達みんなの決意表明。

もちろん、本人達ふたりには秘密だけどね。

そして何より驚きなのが、あの清水がちゃんの言ったように・・・短いスカート丈のメイド服を着ている事!

田中と西谷は涙を流しながら喜んでいたし。

『お時間です!・・・大地さん、お願いします!』

チリーンとベルを鳴らし、ちゃんが執事カフェ開店の合図をする。

うっし、オレも気合い入れるべ!
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