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ハイキュー!! 秋祭りバトン!

第2章 My cream puff prince



花「んじゃま、こんな感じで。
確認しときたい箇所あれば確認しとけよ」

解散、と花巻さんが声をかけるとお疲れ様でしたー、と各々教室に戻ったり、帰る支度を整えたりとバラバラだ。

最後のチェックがあるから私は残らなくちゃいけない。

念には念を入れて、だ。

教室から私と花巻さん以外の人が居なくなってから。

花「、回って歩くか」

紙をトントンと整えて、はい!っと二つ返事で返した。


花「明日だな」

「そうですね。何事もなく終わればいいですけど」

花「んだな。
こんだけ確認したのになんかあったらこえーなぁ」

ニヤニヤとしながら、明日を予想する。

「そう言えば、花巻さんのクラス
コスプレ喫茶でしたよね。
なにかコスプレするんですか?」

花「ん?あぁ、アレな。
それは明日のお楽しみってヤツ」

「明日なればわかるんですから教えてくれてもいいじゃないですか」

花「当てたらイイことしてやるよ。
はなんだと思う?」

一瞬足を止めて考えてみるけど、
うまいのが見つからない。

「シュークリーム王子…?」

プッと吹き出して、盛大に花巻さんは笑う。

「そんな変な事言いました?
え、なんかごめんなさい」

花「シュークリーム王子って……。
まず単語が意味不明だし、俺そんなシュークリームのイメージ強い?」

四六時中食べてるんじゃないかレベルで持ち歩いてるし、
国見が言うには花巻さんの一口ちょうだいはシュークリーム全部らしい。

そんな花巻さんは太らないから不思議だ。
運動部男子ってすごい。


「いつも食べてるから、そりゃ印象強いですよ」

そんな食ってる?って聞くけど、ほんと見かける時8割以上食べてる気がする。

種類も色々だから会えば会うほどいろんなシュークリームに出会う。

「うん、シュークリームのイメージしかない……」

花「マジか」

心外だとでも言いたそうな目をしている。
ごめんなさい。結構本心なんです。

花「明日楽しみにしとけよ?
ちゃんとカッコイイ仮装してっから!」

ハイハイ、なんて適当に返しながら
明日会えるのを楽しみにしてる自分がいる。

そんなこと気付かないで、今日は過ごそう。
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