第2章 My cream puff prince
職員室に延長届けを出して、委員会室へ。
花「コレは生徒会の方だよな。
ポスターの張り出しは来週だから、手分けしてやって…」
聞こえていた声が急に聞こえなくて、
パソコンの画面から目を離して花巻さんを見る。
花「……………あー、眠い!
シュークリーム食べたい!
あぁ……バレーしてぇ」
そうだ、花巻さん達は来月には部活の県予選があるらしい。
朝練をして、放課後は委員会の仕事をして、
時々部活に顔出して。
そんな生活してたら、流石に運動部男子と言えども、身体が持たない。
「花巻さん、仮眠とっててください。
私だけでもできる仕事あるし、
無理して当日倒れちゃったりでもしたらそれこそ大変です」
花「申請書残ってるからいいよ。
は打ち込みやってて、な?」
幸い、パソコンは家にもあるから、持って帰れば家でもできるし、
私は帰宅部だから、特に忙しい事は無い。
「ちょっとくらい増えたって支障ありませんよ。
大丈夫なんで、寝ててください」
分からないことあれば、その時聞きますから。
何とかいい通して花巻さんに仮眠をとってもらう。
凄く渋ってだけど…。
よし、と小さく呟いて、作業に戻った。