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# 3104【気象系】

第6章 # FFC0CB


「よし、終わり!」


最後の皿を拭き終わり、リビングの方へ向き直ると


「プッ。 どうしたの、それ」

「どう? 似合ってる?」

「似合う、似合う! 俺の次に似合ってる!」


慎吾の魔の手によってポンパドールにされた相葉くんがスマホをインカメラにして自分の前髪をチェックしてる


「カズくんもやってもらいなよ!」

「えっ!? 俺も!?」

「その次は智な?」

「ヤダよ」

「拒否権なーし!」






僕もカズもあっという間にポンパドールにされて
記念写真撮ろうぜ!なんてはしゃいでる


「ハイ、チーズ!」



――― カシャッ ―――



「おっ♡ 可愛い! さすが俺!」


アラサーの男が揃いも揃って何やってんだか…


「アホなことしてないで早く風呂、順番で」

「うちの風呂は広いぜ? 元ペンションだからさ!」

「泳げますか?」

「毎日泳いでる!」


…だから慎吾の後だとお湯減ってたんだ
カズか相葉くん、先に、って言おうとしたら


「先、いいんですか?」

「勿論」

「じゃあカズくん、行こっか」


…え? 一緒に入んの?


「ちょっ、まーくん! 家じゃないんだから…!」


……家では一緒なんだ…
恋人同士だから当たり前なのか?


「えー、俺らも一緒に入る!」


慎吾が割って入るから
ペシン、と頭を叩いてやった
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