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# 3104【気象系】

第6章 # FFC0CB


「慎吾も居ないだろ、」


そういう相手が居たら。
いつまでも男二人で同居なんてしてないよ


「そうじゃなくて、」

「え?」

「…いや、何でもないよ」


カズが何か言おうとして、慌てた様に口を噤んだ





“はぁ!? 何言ってんの相葉ちゃん!!”


上から騒がしい声が聞こえて
何事か?と二人で目を合わせる


“そ、そんな訳無いじゃん! 変な事言うなって…!”




「どうしたんだろ?」

「さぁ?」


取り敢えず行ってみよう、と上に上がると
慎吾が真っ赤な顔をしてて。


「慎吾?」

「さ、智っ!!」


後ろから声をかけたらコントみたいに大袈裟にビクンと跳ね上がった


「喧嘩か?」

「ちげーよ! 相葉ちゃんがいきなり突拍子もない事言うから…!」

「まーくん何言ったの?」








『慎吾さんと智さんって恋人同士じゃないんですか?』
って。


え? そんなふうに見えてたの?


「ある訳ないじゃん! そんな事、」


『絶対に、』って
視線を泳がせて僕に背中を向けて


「ですよね、ゴメンナサイ、」

「…や、いいけど…」



なんだろう
そんなにムキになって否定されるとなんだかモヤモヤする
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