第3章 光秀編(媚薬入金平糖)
部屋には縄や、香、湯浴み着、丈の短い着物、手足を拘束する為に作られた物、まさに男と女の情事が行うのにさらに愉しませる為の物が置かれていた。
「失礼致します。」
女将が女の子を連れて戻ってきた。
「明智様、女の子をお連れ致しました。」
女将に促されて入ってきたその女は、髪の毛は既に下ろしてあり、胸は着物の上からでもそれなりにあると分かる程、落ち着いた雰囲気だが、肌の張りから見てそこまで歳は行ってないとみた。
「初めてお目にかかります明智様。夏鈴と申します。」
女将「夏鈴は今年22、一番の姉になります。様々な道具の使い方については夏鈴が一番心得ております故、きっと明智様も満足出来るかと。」
女将「それではごゆるりとお楽しみください。おかえりの時にお預かりした刀はお返しいたします。」
女将去った後、夏鈴は手馴れたように香を焚き始めた。
光秀「なんだ、この香りは・・・?」
夏鈴が香を炊き始めると少しして光秀の身体が何となく違和感を感じはじめした。
夏鈴「こちらは媚薬効果のある粉を混ぜた香を炊いております。殿方様達がより愉しんで頂けるように毎回炊いております。」
光秀「なるほどな・・・」
光秀はじんわりと汗をかきはじめ、着ていた着物を脱ごうとすると…
夏鈴「光秀様・・・、私が脱がせて差し上げますよ…さぁ・・・」
髪の毛を片側に寄せ、慣れた手つきで脱ぐのを手伝う。
その時にふーっと耳元で囁かれ、光秀の身体が反応し始めるのに時間はかからなかった…。
夏鈴が光秀の着物を上半身だけ脱がせると、光秀の顔の正面に行き、首に手を回しそっと囁く。
「今夜は是非、光秀様のいろっぽい姿を見せてくださいね。」
光秀「あぁ、存分に愉しませてもらうとする…」
光秀が言い終わると夏鈴から光秀と口づけを交わし始めた。