【ハイキュー‼︎】大事と大切の違い【セカンドシーズン】
第6章 東京遠征合宿
満タンのボトルが入った10kg超えの籠を抱えて、私は体育館の中に戻った。
「サッこォーい!」
「ナイッサー」
既に2つのコートで試合が始まってる。
暦
「烏野対生川に、音駒対梟谷か…」
呟くと同時に、ブワッと何かが沸き起こる感覚。
早く近くで観たい‼︎…勿論、仕事優先だけど‼︎
私は、籠の重たさも忘れて、端っこを通りながら奥へと走った。
音駒対梟谷のコート、音駒側のベンチに駆け寄る。
暦
「すみません、準備遅くなりました!」
猫又
「なぁに、気にせんで良い。まだ始まったばかりだしな」
愉快そうに笑う猫又監督…ソワソワしてるのバレたかな…
籠を置いてベンチに座り、直井コーチからスコア付け用のノートを受け取った。
直井
「書き方は分かるか?」
暦
「ハイ、大丈夫です!」