愛慾の鎖ーInvisible chainー【気象系BL】
第13章 雲外蒼天
最後に潤ですね…
彼は本当に難しかった!
当初、私の中で描いてた人物像と大幅に変わったキャラクターです。
智の視点から見た潤は、本当に酷い人で…
そんなに智に酷いことしなくてもってぐらいでしたが、その行動の裏にあったのは、愛されなかった哀しみ、裏切りから得た復讐心や猜疑心、温かな人の心からしか得られないものを何一つ与えられずにいた寂しさだったんだと思います。
愛する術を知らなかったが故に智に辛く当たり、何かしらの反応に満足してみたり苛立ったりと。
その部分の心情表現に、とても苦労しました。
本当は一番幸せになって欲しい人でした。
それでも長い呪縛から解き放たれて、少しずつでもいい…
潤なりの幸せを見つけていって欲しいです。
そして最後に……なまちゃん!
まだ作家デビューして3ヶ月ほどで、海の物とも山の物ともつかない私を見つけ、ここまで一緒に走ってくれて、本当にありがとう!
最初にメッセを貰った時のドキドキは、今でも忘れられません。
だって、自分が読んでいた作品を書いてた大先輩ですもの。
ホント、目玉が落っこちるぐらい驚きました(笑)
そうして始まったコラボ
最初に原稿を受け取った時は、「ヤバい…私はついていけるんだろうか?」って。
冷汗をかいたのを覚えています。
そこからは必死の一言。
細かい打ち合わせは無いことも多々あり、とんでもない変化球や豪速球がきて、それを取りに走る走る(笑)
慣れてくると、私も時々無茶ブリをし始めて。
面白いキャッチボールを続けてきました。
これも相手を信じられなきゃできないことだってのを教えてもらったような気がします。
当たり前ですが、コラボって、自分の作品よりも気を引き締めてかからなきゃならない。
もらった原稿を読んで、言動から心情を読み取って解釈を深めて。
色んな情報と照らし合わせて、自分の文章に落とし込んでいく。
すごく勉強させてもらいました!
そんな多くの学びをさせてくれたなまちゃん!
本当にありがとう!
感謝の気持ちでいっぱいです❤️
咲子