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隣の君
第12章 伝える勇気
何も聞きたくない…
何もしたくない…
何も見たくない…
だからずっと眠っていたい…
そう
願っているのに…
どうして
聞こえてくるんだろう…?
微かに…
でも私を呼ぶように
流れてくるそのその音に
引き寄せられるように
閉じていた目を開き
ふらふらとふらつく足で
音の聞こえてくるほうへ
歩いていくと
眠っていた私を呼びよせた
その音の正体…
それは
あの日ベランダで聞いた
歌詞の意味さえも解らない洋楽…
お隣さんの歌声だった…
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