• テキストサイズ

隣の君

第11章 伝わらない気持ち…


すばるside


これでええ…

そう何度も自分に言い聞かせた…



一緒におっても

不安な顔させて…


笑わせたいのに

泣かせてばっかりで…



それやったら俺が

あいつの側におる理由は

無いやんか…?

って…



俺と離れて

あいつが笑えるんやったら


それでええ…



そう思ってたはずやのに



いざ離れてみたら


すぐにでも顔が見たくなって…

すぐにでも声が聞きたくなって…




こんなに近くにおんのに


あいつの側におれへんことが

苦しくて仕方ない…




今あいつは

笑ってるんやろうか…?



思い切り

笑ってくれてたらええなぁ…



そしたら

今俺が感じてる痛みも

少しは意味があるもんに



なるような気がすんねん……
/ 106ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp