• テキストサイズ

隣の君

第10章 好きなのは…?


お隣さんが大好きだ…


そう痛いほど叫んでる私の心の声は

どれぐらいお隣さんに

伝わっているんだろう…?



そんなことを考えながら

ゆっくりと唇を離すと


それを拒むように

お隣さんは少し離れた唇に

さらにキスを繰り返す…



ここはから先に進むことは少し怖いけど



今は

お隣さんの体温

お隣さんの息遣い



その全部を身体中で感じたくて


ぎゅっとお隣さんの腕を

握りしめると



お隣さんはゆっくり唇を離して



「逃げんでも…ほんまにええの…?

ここからは俺も止められへんで…?」



なんて…


私なんかよりよっぽど不安そうな顔で

私の顔を覗き込む…(笑)




そんなお隣さんのほっぺたに


返事の代わりに

笑顔で短いキスをして


お隣さんな背中に腕を回すと



小さな笑い声と一緒に

お隣さんの手が私のほっぺたを

両手で包み込む…



ゆっくりとソファー倒れ

お隣さんの唇がまた私の唇と重なって

肌に触れる手の感触に



ぎゅっと目を閉じると


その瞬間…





突然部屋の中に


インターホンの音が

鳴り響いた…
/ 106ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp