第6章 認めたくない気持ち
外が真っ暗になってることに気付いて
カーテンを閉めるために窓に近付いて
始めて気がつく…
洗濯物が干しっぱなしだってことに…(涙)
せっかくの良い天気の日で
からっと乾いたはずの洗濯物は
夜の冷たい空気のせいで
ひんやりと冷たくなっていて…
ベランダに出て
急いで洗濯物を取り込み
部屋に戻ろうとした瞬間
おとなりさんの部屋から
聞こえてきた歌声にぴたりと足が止まる…
聞こえてくる歌は洋楽で
意味なんてさっぱり解らないのに
どこか悲しくて
どこか切なくて
その声に体が金縛りにあったみたいに
動けなくなったんだ…