• テキストサイズ

隣の君

第4章 不思議な関係


人の体は温かい…



こんなことを感じながら目覚める朝は

ひどく久しぶりだ…


あいつと別れて以来

人の温もりを忘れて過ごしてきたから



人に抱きしめられると

こんなにも安心できて


人を抱きしめると

こんなにも温かいんだって




そんな当たり前のことも

忘れてしまってたよなぁ…




そんなことをしみじみ思いながら

ぎゅっと抱きしめる腕に力を入れてから



ふと思い出す…



はて…?




私は今…




誰を…


抱きしめているんだろうか…?
/ 106ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp