第4章 不思議な関係
そんな風に眠りに落ちた私の目に
次に目を開けた瞬間飛び込んで来たのは
なぜか…
鼻がくっつきそうな距離で
私の顔をじっと見つめる
お隣さんの顔で
予想していなかった事態に
息が止まりそうになっている私に
お隣さんは何事もなかったかのように
「俺の晩飯は…?」
なんて不思議そうに首をかしげる…
ばくんばくんと
激しく騒ぐ心臓の音に
うるさい…うるさい…うるさい…!!!
そう必死に頭の中で叫びながら
「お…やこ丼朝から食べれますか…?」
そう裏返る声で聞いた私の心臓は
「全然食えるし…食う(笑)!!」
なんて人の気も知らずに無邪気に笑う
お隣さんの笑顔に
ばっくんばっくんとさらに激しい
音をたてた…