第4章 不思議な関係
一人食べる夕食って
こんなに寂しかったけ…?
少し前までは
一人で食べる夕食を
寂しいなんて感じることも
なかったのに
いつも私が作るご飯を
美味しそうに食べてくれるお隣さんが
いないだけで
美味しいはずのご飯を
美味しく感じない…
別に約束してた訳じゃないのに
なぜか嘘をつかれた気分になって
気分はすっかり落ち込みまくりで
あぁ…
明日が休日で良かった…
なんて
どんよりした気分で布団に入り
眠りに落ちた私を
空が明るくなるより先に
叩き起こしたのは
部屋にしつこく鳴り響く
インターホンの音だった…