第4章 不思議な関係
そしてそんな風に
仲良くなれたお隣さんに
昨日珍しく夕飯のリクエストを
取って見たりして
会社帰り夕飯の買い物を済ませ
我が家に帰ってきた現在
お隣さんがリクエストした
親子丼が今絶妙な感じで
出来上がろうとしている(笑)
玉子のとじ具合を
ふんわりとろとろにしたいから
玉子の投入はお隣さんが来るまで
待っていよう♪
なんてフライパンから離れ
ソファーに座ること30分…
いつもなら
"腹へったわ(笑)"
なんて笑うお隣さんと
ご飯を食べている時間なのに
今日に限って
一時間が過ぎても
二時間が過ぎても
我が家のインターホンが鳴ることはなくて
時計の針が22時を指した頃
お腹を空かせて
ぐぅぐぅと文句を言う自分のお腹に
手を当て
ため息を1つ吐き出し
冷たくなったフライパンに向かい
歩き出した…