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隣の君

第2章 天国から地獄へ


朝目が覚めても

会社に行ってからも


ずっとずっと考えることは

お隣さんのこと…(涙)


一応昨日の時点で

名前をスマホで検索し

本当にアイドルだという

確認は済んでいる…



あそこに住む時点で叔父さんから

ここはよく芸能人が住んでて

エレベーターでたまに遭遇するんだよね(笑)


みたいなことは聞いていたけれど


まさかお隣さんに越してくるとは…

それもあんなにずうずうしいとは…


誰が思うよ…!?




お金まで受け取っておいて

今さら無理ですごめんなさい…




なんて言えるわけもなく…



気分はどんより曇りを通り越して

どしゃ降り模様だ…(涙)



なんとか仕事を無事に終えて

重い足を引きずりいつものスーパーに

たどり着きカートをコロコロ転がしながら



いつもならサクサク決まる献立も


頭の中でメニューを考えては

却下するを繰り返し


なんとか材料を買い込み

家につく頃には



ぐったり疲れきって



いつもは立つだけで

ワクワクなキッチンが今日は


大嫌いな場所に思えた…(涙)
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