第2章 天国から地獄へ
えっと……
この人は何を言っているんだろう……(笑)?
確かにお礼を言いには来たけれど
私とお隣さん(名前も知らない)は
顔を合わせるのはこれで三度目で
まともに会話をしたのは
今日が初めてで…
そんな対して知り合いでもない
私が作ったカレーを食べたいなんて…
「マジですか…?」
そう恐る恐る聞き返した私に
「丁度腹へってたから助かるわ(笑)」
なんて…
笑顔で言い放つ…(汗)
こんなはずじゃ無かったのに…
ただお礼を言って
美味しくご飯を食べたかっただけなのに…
どうしてこうなるのかなぁ…(涙)
仕方なくため息を吐き出しながら
「解りました…
小鍋に入れて持ってきますから…
温めて食べてください…」
そう言ったのに…
「いやいや…
カレーだけもらっても困るわ(笑)
着替えてから家行くから
食べれるように用意しといて?」
なんてお隣さんは
私の返事も聞かずに私の体を
玄関の外に押し出し扉を締めた…(汗)