第20章 臆病な君と恋がしたい/uszw
*オマケ余話*
「清川ー、今度の会議資料、ここ修正しといてくれる?」
「うぃーっす……て、課長なにニヤニヤしてんスか?」
「え?あーいやさっきさ、打ち合わせで牛沢来てたじゃん?」
「ああ、来てましたね。
確か課長から書類受け取った後、すごい速さで帰って行きましたけど」
「俺が借りてたファイル、資料室に返しに行ってもらったんだよね」
「そうなんスか…
そういや今、つばさも資料室行ってますよね?
(部下だけじゃなく他部署の主任をパシリに使う上に、ダッシュで返却させるなんて課長エグいわ…)」
「そうそう。いやー、うっしーのあの焦って走って行く姿、ほんと見ていてワクワクしたわー。
あ、今度なんか奢ってもらおっと」
「はぁ…?
(これがパワハラってヤツ?!
俺も気を付けよ…)」
清川くんの誤解が解けるのは、随分先の話…