rain of teardrop【黒バス/ジャバ】
第10章 teardrop afterⅡ-3
「フ・・・さっきよりイヤらしいぜ?このまま後ろから突きまくって・・・たっぷり中に出してやるよ」
「!・・ぐ・・・、っ・・・ぅ・・ふッ」
上半身を支える名無しの両腕は小刻みに震えていた。
それは間違いなく、二人にされている行為への恐怖と、身体に齎されている感じたくない快楽、そして耳が痛くなる卑猥な言葉の所為だろう。
そんな折、ただ咥えさせるだけでいさせたくなかったシルバーが先に腕を伸ばせば、彼は名無しの片手首を掴み、無理やり再び陽物を扱かせようとした。
実際また口と手を使って口淫を行う羽目になると、間髪入れずに動くのは、彼女の下半身を制していたナッシュのほかにいなかった。
もう一方、ベッドについたままの細い腕がまだあるのなら、それを奪わない手はないだろう。
そう言わんばかりに二の腕を掴むと、ナッシュはグイッとそこを引き、名無しの背をおもいきり反らさせた。
「んぐ・・・!・・・ぁ・・ん・・」
描かれた女体の曲線に、視覚で感じさせられる。
膣に埋もれたナッシュのそれ、口腔に沈んだシルバーのそれ。
その名無しの甘美で淫猥な姿には、どちらも急激に射精欲を促されていた。