rain of teardrop【黒バス/ジャバ】
第5章 rain of teardrop-5
「抜い・・・」
「ああ抜いてやるぜ・・・?オレ様がまたイッたらな」
「・・や・・・、も・・!!む、んん・・ッ」
「・・ン・・・ッ」
自分の耳元で必死に息をしようともがく名無しが可愛くて仕方ない。
吸って吐く動作に連なって窄められる陰部は、その行為が続くかぎりシルバーに快楽を齎している。
汚れた彼女の下半身をまだ更に汚す術があるとすれば、それはまた自分が射精すればいいだけのこと。
シルバーは見上げ続けていた名無しの姿を懲りずに見下ろすため、華奢な背中に腕を伸ばした。
片手で難なく支える身体は勿論つながったまま、再度その身を組み敷き、両手の自由は同じく両手で奪う。
名無しは非力な脚部を使い、踵でシルバーの腰や背を蹴りつけた。
けれど数度に渡って抗ったのち、激しい律動が再開されると、それに連動するように抵抗を止めさせられた。
限界だから、本当に本気でやめてほしい・・・。
叶わぬ願いを祈った矢先、暗い車内、彼女の顔には更に、ふわりと男の輪郭を思わせる影がかかった。
「・・んん・・・っ」
影の原因、今度はシルバーが上半身を摺り寄せる。
名無しに顔を近付けたのは、その唇を奪うためだった。