rain of teardrop【黒バス/ジャバ】
第28章 wrong step on the stairs2
まさにシルバーの言う通りだと思う。
おかしく……なんて、もうとっくになっていたことだったし、そう言われて訂正する気も起こらなかった。
否定する暇があるなら、求めていた別のものを今この瞬間欲しいと思った。
腕枕から自ら離した頭、名無しは身を起こすと、膝をベッドに付けながら四つん這いを体勢作った。
シルバーを見下ろすと、彼の顔に自身の髪は毛先がかかり、それだけ距離の近さを物語っている。
トチ狂ったようにまずは唇をそっと重ねる……。
口元が触れ合っている状態で、名無しは我慢出来ずに自らの下肢をグッと押しやった。
ゆっくりと跨り彼を乞うと、勿論シルバーは驚いていた。
そこに更に驚愕を齎したのは、接触した陰部の現状だった。
「おいおい……濡れてんのか…?」
「んっ……ぁ…」
「!……まいったな…ハハッ……そんなに待っててくれたのかよ…オレ様を。――んん……」
「ッ…は、ァ……あっ――!!」
「じゃあ遠慮なくいただくぜ?名無し――」