rain of teardrop【黒バス/ジャバ】
第22章 unesiness
「――ッ……は、…ぁ……嫌、…って……言…!!なか…」
「っ……あーーー…クソ……うっかり出ちまった…、マジでイキやがって……」
「ッ……」
「……ハ、……やっぱアレだな…最近どうにも上手くいかねえ。我慢できねえんだよ……おまえと居るとよ」
身体の自由が訊かなくなる体験なんて、今まで一度もなかった筈だ。
自身の欲望はすべて叶えてきたし、実際欲しいものも安易に手にしてきた。
これも持つことのなかった愛情を抱えた影響だろうか、射精したというのに、シルバーの快感の中には、やけに後味の悪いものが混濁していた。
「は……んん…」
名無しの体内に出した精液を、怪訝な顔色を漂わせて彼女は嫌がっている。
ただ、説得力がいまひとつだったのは、その名無しもまた絶頂を味わっていたからだろう。
名無しを見下ろすも、衝動的に切れることなくシルバーがまだ冷静で居られたのは、陰部がしっとりと潤滑の膜を張り、彼を覆っていたおかげの他なかった。
それはつまりどう足掻こうと、曇った顔をしようと、名無しの身体はやはり正直だったということだ。
「ん……!んぁ……」
「グショグショにしやがって……あー…乳首もずっと尖ってんじゃねえか」
「、……そんな…!!んん……ふ、あ…」
「ン……、ハッ…出したってすぐまた勃つんだよ……知ってるだろうが。――けどなあ…おまえの所為なんだぜ?責任取れよ……」
「せ、……!!あ…」