rain of teardrop【黒バス/ジャバ】
第2章 rain of teardrop-2
眉間に皺を寄せ、是が非でも感じないようにしている名無しを見るナッシュの表情が少し曇る。
楽しげに彼女を罵倒した直後のそれとは思えない顔色だ。
どうしてそんな顔をしていたかなど、考えられることは大体決まっている。
ナッシュは気分よく煽って、下半身をくちゅくちゅと鳴らしていてもなお、自分が好くなっていることを認めようとしない彼女に腹を立てていた。
が、おそらくはここが、ナッシュとシルバーとの違いが顕著な部分だろう。
雲行きの悪い表情を見せても、そこでいちいち逆上はしない。
少しからかって反応が悪ければ、その反応が悪くなくなるまで、容赦なく攻めればいいだけのこと・・・そうナッシュは捉えていた。
彼は胸元から唇を離し、再び耳元に顔を近付けると、苛立ちを出さないようにしてそっと名無しに囁いた。
「フ・・ッ、ヒクヒクさせやがって・・・そんなにやべえのか。なら・・シルバーにココも弄ってもらえよ・・・一瞬だぜ」
「いや・・、・・・!やだ・・触ら、な・・・――ッ」
「ナカ突かれて・・剥かれて弄繰り回されて・・・オレが舐めりゃあおまえはすぐに達く・・・。ん、・・」
「ひ・・・!」