第4章 優菜視点
「でもさ!…」
なんで?って思ったら
後ろから
ブラウスとスーツの上着の
間に手を入れてきて
ウエストのくびれ部分を両手で触わられる
「こんな細い腰して…」
「ひゃっ…」
驚きすぎて
声をあげ後ろに下がるが
葛城代表にぶつかってしまう
「え?」
「食べてないの触らなくても
わかるぐらいだ」
言いながら
ウエストを掴まれ徐々に
手を胸の方に上げてくる
葛城代表
「あ…やだ…やめて…ください」
まだ男の人に触られた経験がなくて
震えてしまう
そして耳元で
いつもより低音の声で言われ
体がびくんと反応してしまう
「どした?体震えてるぞ?」
「ゃ…震えて…なんかないです」
なにこれ…蟹枝係長にされた時は
死ぬほど気持ち悪いと思ったのに
この腰にくる低音のせいかな
こんな声で囁かれると逆らえなくなる
息を耳元に吹きかけながら言い
ブラウスの上から胸を両手で
軽く揉まれる
「ふーっずいぶんカワイイ声に
なってるぞ?」
「や…んん」
「耳弱いんだな?っ…」
「やめて…くだ…あっ!」
耳たぶを甘噛みされて
最後の手段で止めさせる
「感じやすい身体してるのな!」
「ん…ぁっもう!やめてください!
セクハラで訴えますよ!」
「おっと!それはやだな」
笑って言いながら葛城代表が離れると
落ち着いて冷静になり
スーツの上着の前が開かれてる
事に気付いた私