第4章 優菜視点
「葛城代表は幼い頃から
跡取りとして教育を受け
仕事に関係するあらゆる
資格をお持ちですので!」
吉村さんの説明で納得でき
笑って返事をする
「そうなんですね!」
「ああ!じゃないと手伝うなんか言わねーよ」
吉村さんが早くやろうと声をかける
「ではやりますか?
カテゴリー別に分けたら情報処理やりますね」
「お願いします!」
カテゴリー別に分け終わり
「俺はコピーとるな」
「はい!」
「コピーだけでも200はあるぞ」
「いつもはそんなにないんですけど」
コピーを操作しながら話す
「私はこれやりますね、」
1枚のプリントを手に取り言う吉村さんに
パスワードの書いたメモを
渡しながら言う
「あっ篠原さんが使ってたパソコン
使ってくださいパスワードこれです、」
「ありがとうございます!」
「会議書類終わったら情報処理の
方やりますね!」
「はい!」
コピーしてもらいたいものがあり
立ち上がって葛城代表を呼ぶ
「葛城代表」
「なんだ?」
書類を持ったまま
歩きだした瞬間
コピー機のコードに
つまずき転けかける
「キャっ!…」
「あっ!………ぶねーな!」
転けかける寸前で
抱きとめてくれるが
距離が近すぎて照れてしまう
「大丈夫か?」
「ぇっと…はい」
「すみませんありがとうございます!」
「いや転けなくてよかったな!」
笑いながら言って
離れた葛城代表が話す
「けっこうドジなんだな!
そういう所ほっとけないんだよ…ボソ」
「そんな事ないです!」
「その方が可愛気があって
俺は好きだけどな守ってやりたくなって
」
「え?…」
びっくりした…
好きだって…言われた?
いやいや…恋愛対象としてじゃないでしょ
「どっかの鉄の女よりマシだ!」
「代表?聞こえてますよ〜?」
「わりぃわりぃ!」
笑いながら言う葛城代表と吉村さんが
すごい仲よさそうに見えて
たぶんこの吉村さんと
付き合ってるのかな?
「で?なんだ?俺に用事だろ?」
「これコピー6人分と
こっちを3人分でこれを4人分で!」
「了解」
コピーする用紙を
渡しながらお伝えする