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表は次期社長候補裏の顔は夜の帝王様?

第3章 「耳弱いんだな」


肘を付いてた体勢から
急にガバッと起きあがる
吉村に俺らは驚き続きを聞く

吉村が叫ぶように言いだす

「好きだって言えばいいんでしょ
大好きで仕方ないって
抱きついてチューして上目遣いで
おめめウルウルってしてエッチしてって
頭がおかしくなるくらい抱いてぇーって」
「え?」
「ぶはー!!!」

右京が驚きすぎて
微笑んだままフリーズするが
あの鉄の女の吉村がそんな事を言いだすとは
思わなくて
口に含んだワインを吹き出してしまい
右京が慌てて机を拭き声をかけてくれる

「オーナー!大丈夫ですか!」
「ああ!つかやべぇな!
コイツすげぇ酔ってるわ!」

いやもう俺に言われてもなぁって感じだし
周りから誤解されそうだし
俺が頭おかしくなるわ!

「雅也ぁ酔ってないってばぁ!」
「こら!くっつくな!」
「でも暑い…」

吉村は俺にしな垂れかかってきて
暑いといいながらブラウスの
ボタンを2つ外し谷間を
見せつけるようにしてくる

「やめろ!吉村!
俺はアイツじゃねーから」

目線をそらすと
吉村が飲んでたグラスに
目がいき

「これ飲ませてくれ」
「いいょーん」

それをひと口飲むと
龍也の魂胆が見える
あの変態がと思いながら
言葉にする

「龍也のヤツやりやがった!」
「え」

俺の言葉に右京が驚く

「吉村を今日帰さねーつもりだ!」
「え?龍也さんが?」
「これ飲んでみてくれないか?」

右京が俺から
グラスを受けとり残りの
ひと口を飲んだ

「これは……濃い…ですね」

入れる量の標準値を超えて
入れていた

「水出してやってくれ!」
「はい!」

右京がコップにミネラルウオーターを
入れ吉村のとこに置く

「お前一回座れ!」

イスに座らせて外したブラウスの
ボタンを留める

「雅也ぁー」
「なんだよ」

甘えた声で呼ばれ
呆れ気味で吉村を見る

「ごめんね!こんなこじらせ女子
めんどくさいよね
決心したのにまた迷っちゃって
本人居ないとこんな
好きだとか抱いてとか言えるのにね〜」

「あ!」

右京が何かに気付き声を
あげる
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